愛猫の死

10/28

実家で飼っていた猫が亡くなった。

 

急すぎてビックリしたんだけど

 

その少し前の10/17

家族LINEで猫の寿命の話をした。

 

その時はただ

チュール以外食べないワガママ猫

とか言うから

「猫の寿命はどんくらいなんだろうな〜」

「でも短いよね。そろそろ?」

「ならもう好きなもん食べさせてあげたら〜?」

なんていう軽いかんじだった。

 

軽いかんじではあったけど

生き物を育てる者としても自分の親は

毒親だなぁと感じていたので

優しくしてあげてほしかっただけで。

 

それがまさか

数日後に本当に亡くなってしまうなんて。

 

死因は悪性リンパ腫のガンだったらしい。

 

亡くなる前日に

たまたまワクチン受けに行ったら

腫瘍を見つけて

これじゃワクチン打てないと…。

 

検査して1週間後に結果が分かる事になってて

でももう1ヶ月もたないかも

とは言われてたみたいで。

 

検査してから1日も待たずに亡くなるなんて

誰も思ってなかったよ。

 

おばあちゃんかとも思ったけど

若いから進行が早かったらしく。

 

そんな年頃だったんだね。

 

 

母もまさかの事態だったので

亡くなってからの連絡になってしまったようで。

 

 

どんな最期だったのか詳しく話をしてくれた。

 

 

朝から異変に気付いて

病院に行く準備はしていたそうで。

家出る直前にはもう亡くなっていたみたい。

病院に着いて診てもらったら

「もう蘇生はできない状態です」

と言われたとの事。

 

 

病院に車で向かう途中

呼びかけても反応しない猫を乗せて

泣いて運転をしていたそう。

 

途中で足が震えて運転できずに

コンビニで5〜10分休憩せずにはいられなかったそう。

 

母は

私を授かる前にも息子(私から見て兄)を亡くしている。

 

乳幼児突然死症候群で。

 

もちろん

私はその時の事は分からないんだけど

父が不在の中

その日も今日も

どんな思いだったんだろうって。

その日においては上に2人の子どももいて。

必死に頭の中でどうしなきゃいけないのか

考え、思いを巡らせ、

底知れぬ悲しみと闘っていたんだろうか。

 

そして猫が亡くなった今日

猫に対しての後悔を話していた。

 

「普段から少食だから気にしてなかった」

「相方と喧嘩もよくしてたし」

「もっと早くワクチン打ちに行ってたら」

 

きっとあの日も同じように後悔をして

同じ事が起こらないように

必死に私達を育ててきたんだろうな。

 

育て方が私には合わなかったけど。

 

でももう後悔はしてほしくないなぁとも思っていて。

 

 

母から生まれてきて、育てられて、

ものすごく嫌な思いをしてきたし今も嫌な思いしてる事あるし

「てめぇのせいで人生めちゃくちゃだ!!!!!」

って目の前で叫んでやりたい気持ちだってある。

 

 

だけどそれでも母は

自分を産んだたった一人の人間であるのは確かで

生まれてこなきゃ良かったなんて

今でもずっと思ってるのに

でも母も子ども達が大人になって

それを後悔している部分もある事は知っているし

ただ、ひたすらに責めまくるような事は

したくないし、できない。

 

矛盾ばかりの文になってしまってるけど

いつか腑に落ちるような結末を

しっかり迎えられるようにしたいというのが

私の願い。

 

 

話がだいぶ逸れてしまったけど

猫は我が家にやって来て

幸せだったんだろうか?

幸せなニャン生でしたか?

あなたが我が家にやってきて

一年経つか経たないかくらいで

私は実家を離れたのかな

記憶がほぼ無いんだけど

実家にいる間、

目覚ましが鳴るとニャーニャー言って

起こしに来てくれて

気分屋さんなとこがあったけど

仕事で家を出ようとしたら

玄関の前に座って

「行かないで?」

とでも言うように甘えた顔で、

目で、見つめてくれた事もあったね。

本当に可愛かったけど、

私は可愛い可愛いと言うだけで

ご飯をあげた記憶も

排便の処理をしてあげた記憶も全くなくて

私はちゃんとお世話してあげてたのか

なんだか情けなくなったりして。

 

でも会い行けば毎回

「大好きだよ」と声をかけてあげてたような気はする。

 

相方がやってきて

相方は超がつくほどの甘えん坊だから

なかなか甘えに寄ってこなくなっちゃって

それが寂しかったり、心配だったり。

 

生前、最期に会ったのは

親が外国に行って世話を任された時だった。

 

1日か2日くらいしかお世話してあげてなかったけど

その時も「大好きだよ」って

嫌がられない程度に(笑)抱きしめた気もする。

 

 

だから後悔はあまり無いかな。

 

でも強いて一つだけあげるとするなら

もう少し実家を出るのを躊躇って

ちゃんと今の夫との距離感を間違わずに

もう少しだけでも実家に居ることが出来ていたらな

とは思った。

 

私がいなくなっても

私が起きる時間になると

ニャーニャー鳴いていたそう。

 

なんであんなに早くに別れる事を

考え直さなかったんだろうって

 

あの時は夫と早く一緒に暮らしたくて

実家の親から離れたい一心だった。

 

 

 

天国で元気に遊び回ってるかな?

 

お兄ちゃんやおじいちゃん達と会えてるかな?

 

仲良くできてるかな?

 

この世ではもしかしたら

我慢とか苦しい思いとかさせてしまったかもしれないから

天国では目一杯、精一杯、好きなことをして

楽しんでね。

 

死にたいって思う事何度もあるけど

なんだかんだ

子ども達が成人するまでは

死ねないとも思ってます。

 

子ども達の事も私が死ぬ前に

連れて行ったりしないでよね?笑

 

まだそちらの世界へ行くまでには

時間をかけるけど

そちらの世界に行った時には

また会おうね。

 

それで今度はもっと沢山遊んで

お世話して長い時間を過ごさせてね。

 

ずーーーっと。大好きだよ。

短い間だったけど、ありがとう。